チェンジング・レーン(2003?USA) ありがちな「本意ではない自分の悪行に悔いて自分の行いを正す」系の内容ですが、最後のあたりに非常に興味深いセリフがありました。もしも違う選択をしていたなら、今と違う人生を歩めたかもしれない、そんな例えを現したセリフだったのですが、「ある夏の日、ぼくは妻や子供と一緒に海水浴に行くとする。ぼくは海に入ろうとするけれど、水が冷たくて波打ち際で立ち止まってしまう。ふと横を見ると、かわいい娘がぼくと同じように立ち止まっている。目が合って、ぼくがその娘に名前を尋ねるだけでその娘はぼくのものになる。そして、ぼくとその娘は(妻と子供を捨てて)浜辺を去る。」という内容のものです。やっぱり長い間生きていると自分を縛るものがたくさん出てきて(社会的立場や家庭的立場など)、思い切った選択ができない場合が増えてきます。そうやって人間は年を取ってゆくわけですが、ぼくはたったひとつだけ、もしもあの時違う選択をしていたら、と今でも非常に強く悔やむことがあります。そういった経験があってからは、それがリスクの大きい選択であっても将来悔やまないような行動を取るように心がけています。 ![]() コラムのトップへ ストレイト・ストーリー(1999 USA) この手の話なのになぜか監督デヴィッド・リンチ、日本での書籍出版にあたっては翻訳・村上龍、という異色の事柄だらけの「ストレイト・ストーリー」。早い話がロードムービーです。非常に地味ですが、片時たりとも目を離すことができませんでした。ひとことひとことのセリフの意味があまりに重く、その短いセリフにはしっかりと感情が込められているからです。主人公とぼくとではあまりに環境や年齢が違いすぎますが、その気持ちが不思議と良く理解できるような気がしました。監督が表現したかったことがほんとうに伝わってくる、良い映画だと思います。 ![]() コラムのトップへ |
コラムのトップへ
---------------------------------------- セイコー・エアプロ ここでは「SEKO AIRPRO(セイコー・エアプロ)」について述べてみます。1996年に初期モデルを購入して以来、未だにぼくを魅了し続ける時計です。マニアックな時計なので知らない人ももちろん多く、ぼく以外の人間が腕に付けているのを見たことがありません。電池交換するとなぜかいつもバネが1本余りますが、気にせず使っています。
ぼくの中にはアナログ的側面と非常にテクノロジー指向な側面とがありまして、それは持ち物にも反映されます。手巻き・自動巻きの時計もたくさん持っていますが、基本的にはデジタル時計好きです(それは、ぼくが中学生の頃に発売されたジウジアーロデザインの「SEIKOスピードマスター」に端を発します。あれがぼくにとってはじめて興味を覚えた時計でした)。かといって機能最優先のものはあまり好きではありませんし、あまりに斬新さばかりをアピールしたものも好きではありません。1990年代半ば頃からG-SHOCKが異常なブームとなり、二匹目のドジョウを狙ってアルバ・スプーンやシチズン・インディペンデント(思えばシチズンはかなりの数のブランドを投入してきましたね)、その他もろもろ群雄割拠状態の中に、「ALBA」ブランドではなく「SEIKO」ブランドとして1996年秋/冬から投入されたのが「エアプロ」です。ぼくはG-SHOCKには全く興味を示さなかったのですが、この「エアプロ」はぼくの心を捉えて離しませんでした。反転液晶や塗装仕上げのボディ、エア・チャンバー、マジックテープ、全てが斬新でデザイナーの魂すら感じられたこの時計。ポンプ+マジックテープという、ぼくが好きなアイテムの2段重ね(意味も無くポンプが好きで、リーボック・ポンプフューリーも良く買いました)。時計を腕に装着した後にポンプを押してエア・チャンバーに空気を送り込み腕と時計を圧着するという斬新なシステムにもかかわらず、不幸にも市場では人気を得られずに姿を消してしまいました。現在では入手が非常に困難な状態にあります。生産期間中はゲームソフトやTV、アパレルショップなどとのコラボモデルがたくさんリリースされました。下はだいたいの系譜です。ぼくの脳内メモリーによるもののみによって構成されていますので、たぶん何箇所か間違っていると(抜け落ちもあると)思います。
他のデジタル時計ではスントやSEIKO通称・メデューサ、カシオ・サイバークロス(セカンドモデル)などが好きです。
初代(1996年発売当時 定価21000円〜)
エッジの利いたボディに反転液晶パネル、変則フォントが特徴的。本体に塗装を施すという当時としては画期的な手法に衝撃を受けました。シリーズ通してぼくが一番好きなのは初代の「ホワイト」ですが、ポンプ部やエア抜きバルブのリングが外れやすく紛失したことがあります(お客様サービスセンターで購入可能)。ここはさすがにクレームが多かったパーツらしく、後々改良されました。エアプロは別注モデル作成にあたり塗装可能なパーツ、交換可能なパーツが多く、したがってコラボモデルの場合などは「これでもか」といわんばかりにあちこちカラー変更を行っています。そのため、本来のバランスのよさが損なわれている(ちぐはぐ)バージョンも多く、そのためSEIKOオリジナルのモデルの方がまとまりが良いと感じています。当時の流行に端を発するモード系の台頭を反映しモノカラーのモデルも追加されましたが、やはりファーストモデルの方に色濃くデザイナーのこだわりが息づいているように思います。
〜ラインナップ〜
スタンダード:ホワイト・イエロー・オレンジ(ベルトがグレーのものとブラックのものがある)・ブラック・ネイビー(バルブ改良型・後から追加?)
限定モデル:ウイリアムズF1(ホワイト・ネイビー単色)・ガンダム・カステルバジャック・長野オリンピック・その他ショップ別注他
![]() ロボ・エア(1998年発売当時 定価21000円〜)
音声時刻報知機能の付いた"エアプロ・ロボエア"。さらに角ばったボディに小型の液晶、機械的なボイスで時刻などを知らせてくれます。初代と同じく塗装ボディですが、こちらは非防水、ストリートユースを念頭に置いているのでしょうか。ベルトはレザー、初代後半に追加されたモデル同様にモードを強く意識した結果と想像できます。当時の有力ブランドであったヘルムート・ラング、ダーク・ビッケンバーグ的なイメージを感じさせます。申し訳ないのですが、ぼく自身はあまりに市場に媚びたこのモデルに対し興味を覚えません。
〜ラインナップ〜
スタンダード:ホワイト・ブラック・シルバー・ゴールド
限定モデル:ショップ別注(ショップ名忘れました。ホワイトボディにボタンが赤)他
![]() ミッド・エア(1998年発売当時 定価16800円〜)
塗装ボディを廃止し、一気に形状もコンセプトも変えてきた「ミッド・エア」。4段表示の大型マトリックス表示(同世代のスプーンと共用)を備えますが、さすがに「SEIKO」ブランドで販売するにあたり、アニメーション機能が追加されています。後にはケースが若干変更され、反転液晶、カラー液晶搭載モデルも追加。メニューモードで7種類のモードを一括表示でき、ワールドタイムモードでは、
世界主要38都市の時刻表示と主要28カ国の電話の国番号を見ることができます。ややカジュアルな印象があるものの、使い勝手ではNo.1のシリーズです。ぼくは普段、このシリーズを愛用しています。はじめはソリッドなモノカラーやシルバーで登場しましたが、後にケース形状を変更し迷彩カラーが登場します。初期モデルにも迷彩柄のパネルを使用したモデルが登場しているので、デザイナーの間では迷彩柄に対する憧憬のようなものがあったのでしょうか。
〜ラインナップ〜
スタンダード:単色(ブラック・ホワイト・イエロー・ブルー)・コンビシリーズのほかに青系・グレー系・サンド系の迷彩カラーあり。
限定モデル:モデル末期のため人気が下降しており、しかし少数ですが存在する模様です(チャンピオン別注など)。
![]() コラムのトップへ |