海水魚のページ

(容量の関係で削除していたコンテンツを再UPしました。)

海水魚が一般に飼育されるようになってからの歴史はまだ浅く、また使用する装置もいろいろなものが販売され、魚の種類や量、その他構成物により水槽の環境は著しく変わります。ここでは我が家の水槽(1998〜)について紹介します。



水槽のセットアップ

海水魚にかぎらず魚を育てるのは難しいものです。魚が暮らす水の中にはいろいろなものが含まれている必要があります。酸素や魚の排泄物を分解するバクテリアがその主なものですが、このバクテリアを繁殖させるためにはすこし時間がかかります。

まず、水槽のセット(水槽、ポンプ、ヒーター、etc....。)を購入しそれらをセットしたのちに海水をつくりますが、水は常に気化するのでこころもち比重は薄めで作るようにしています。

その後魚を入れずに全ての装置を作動させます。この「魚を入れずに」というのは非常に重要です。なぜならまだ魚の排泄物を分解するバクテリアが水槽内には存在しないからです。この状態で魚をいれると魚は自分の排泄物に含まれるアンモニア(魚には猛毒)により中毒死してしまうからです。

そこでそのバクテリアを増やすために水槽を購入したショップからすこし飼育用の海水を貰ってきて水層内に足しました。さらに、市販のバクテリアを入れ、ライブロックを入れます。このまま約2週間魚を入れずに全ての装置を稼動させます。そうすることにより水槽内の塩分を均一化し、ろ過装置にバクテリアを住み着かせるのです。

 その後に初めて魚を入れるわけですが、まずは一匹からスタートするべきでしょう。なぜならまだバクテリアはまだ非常に少量であるからです。また、バクテリアは排泄物を分解してくれますが、彼等の栄養源(?)となる魚の排泄物を分解できるのに必要な量しか繁殖できていないないので一度に多くの魚を入れてしまうとたちまちバクテリア不足になり、瞬く間にアンモニアが蓄積してしまうのです。魚を入れる>バクテリアが増える、のくり返しを面倒ですが少しづつ行ないます。


海水魚にとって最も有害な物質はアンモニアです。このアンモニアは淡水に比べてPh値の高い弱アルカリ性の海水の場合は無毒なアンモニウムイオンには変化しにくく、このアンモニアを取り除かないことには海水魚の飼育は不可能ともいえます。

このためにバクテリアを利用しアンモニアを分解するのですが、第一段階としてはニトロソモナスという種類はアンモニアを酸化して亜硝酸塩にするのでこれにより毒素は低減しますが、これをさらに無毒に近い硝酸塩に酸化させるのがニトロバクターという種類のバクテリアだそうです。

バクテリアには好気性のものと嫌気性のものがあり前者は酸素を好むために多孔性の珊瑚石、ライブロック、水と空気が触れあうろ過装置の出入り口付近に繁殖し、後者は水の流れが滞りがちな石の背面やろ過装置の底面に繁殖するため、これら2種類の繁殖場所を作っておく必要があります。

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我が家の水槽の構成

水槽

一般的な市販されている60cm水槽を使用しています。カーブガラスを使用したガラス製のもので海水約50Lが入ります。アクリル製はキズが気になること、接着面が目立つので選びませんでした。

照明、上部ろ過装置(ポンプは海水用)は付属のものを使用、ヒーターは温度調節ができるものを使用しています。

ろ過装置(上部)

水槽付属のものですが、ここには好気性バクテリアに住み着いてもらおうと思い、内部を若干構造変更してあります。

ろ過については魚の排泄物(固形)や食べ残し、石や珊瑚が崩れた破片を物理的に吸着する「物理的ろ過」と排泄物に含まれるアンモニアをバクテリアにより分解する「生物ろ過」とよばれるものに二分されますがここで重要なのは後者のほうで、いかにバクテリアが住みやすい環境を作るかに腐心しました。



ポンプからの水が最初にかかる画像左部分にはネット入りの麦飯石(茶色のヤツです)、その右にはやはり掃除のしやすいネット入りのビーズ状の多孔性の人工物(商品名忘れました)を入れています。



その上にろ過装置付属のプラスチックのプレートを敷き、その上に星形のような櫓材を載せています。これはチュリトスのような棒状のものですが適度な高さにカットして並べています。(この商品は良い結果がでました。)



その上に、これもろ過装置に付属の綿のような材質のシートを載せています。



その上に自作のプラスチック製のプレートを載せてあります。画像左からポンプによって汲み上げられた海水が右へと流れてゆきますが、うまく流れるように角度を付け、また均等に海水がろ材にかかるように「疎密の理論」に基づきドリルで穴を開けています。これにより空気を含んだ海水がこの穴を通り多孔性のろ材に振りかってバクテリアの繁殖を助ける(はず)のです。

ろ過装置(外部)

 外部にも密閉式のものを追加しました。



こちらも中に層を作りバクテリアが繁殖しやすい環境を作っていますが、底のほうに厚めの綿を敷きその中にデニボールを仕込んであります。(デニボールも良い結果が出ました。)

照明
照明はセットに付属のものですが、水量を多めにしているために照明と水面が近くなり過ぎて夏場は水温が上昇ぎみになるために水槽と照明部分との距離をとる必要があり、「ゲタ」を作りました。クーラーを使用していないため、夏場はこの隙間により気化熱を利用して水温を下げるようにしています。

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