BOSE サラウンド・サウンドシステム


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997には、メーカーオプションでボーズ・サラウンド・サウンド・システムが設定されます。996と比べると名称に「サラウンド」が付きました。996では6チャンネルアンプがひとつ、これでダッシュ上3.5インチミッドx2&2インチツイーターx2、ドアの4.5インチローミッドx2、リアの3.5インチミッドx2&2インチツイーターx2、5.25インチウーファーx2個を駆動します。それに対して997は5個のアンプ(25W)に加え100Wアンプ、サブウーファー用100Wスイッチアンプの計7個のアンプによって各チャンネルを駆動します。チャンネルの振り分けもセンター、レフト、ライト、レフトサラウンド、ライトサラウンド、サブウーファーとなり、同じデジタルでありながら996のシステムとは根本的に異なるものであることがわかります(996は4チャンネル+サブウーファーL/Rでしょうか)。スピーカー構成はダッシュに7cmセンターフィルスピーカー、左右に2.5cmネオジウムツイーター、左右ドアに8cmミッドレンジスピーカーと20cmNdスピーカー、リア左右に2.5cmネオジウムツイーター&8cmネオジウムミッドレンジスピーカー、13cmウーファーX2(計13)、というものです。フロントドアに内蔵されるウーファーはボーズ独自のマグネットが前面にあるNdウーファー、薄型なので同じ奥行きであれば口径をより大きくでき、またスピーカーにアンプを内蔵(振動は大丈夫か・・・)していることが特徴ですが、996にあったエンクロージャーはなくなってしまったようですね。また、センターポイントによって2ch録音されたディスクでも5.1chへとデコードできるようになりましたが、構成が複雑になったことで996に比べ価格がUP(199500円)しています。ポルシェ車は全般に7チャンネルアンプを採用しているようですね。日産フーガは12チャンネル、キャデラックSTSに至っては驚愕の13チャンネルです。マツダ、アウディは5チャンネルが多いようです。ポルシェは排気音が大きいのか、ドアにNdウーファーを搭載する、といった珍しい構成を採っています。そういえば996の頃から低音がブーミーでした。

ぼくは、個人的にBOSEが好きなわけではありませんし、ボーズが最高と考えているわけではありません。しかしながら「車内」という環境において、その定位や取り付け性(純正装着なので当然ですが)、美観を損なわないといった点では「ベター」だと考えています。車は必ずしも分解・取り付けしやすく作られているわけではありませんし、そんな車を分解して社外品を入れるとなると内装パネルの爪を折ったり、再度くみ上げた際にキシミ音がでたり、と弊害があります。たしかに社外品にはすばらしい製品が多くあり、取り付け次第では最高のパフォーマンスを発揮すると思います。しかし、車においては、それらのパフォーマンスはリスクと引き換えになる場合があるのです。ことポルシェに関してはそれなりに固い足回りを有し、加速・ブレーキングGやコーナリングGも他車とは次元の異なるものです。それらを活かすには、あるていど純正設計の状態をキープする、といったことも重要だと考えるようになりました。強固なボディシェル、バッテリーからの配線がエンジンルームを通らずノイズが乗りにくい、また短い距離で電源を引くことの出来るオーディオ的に有利な車ではりますが、メリット、デメリットのバランスを考えてBOSEを選択しました。将来的にはやはり我慢できなくなってBOSEを外すときが来るかもしれませんが、それまでは吸音や電源の強化、スピーカーグリルの音抜け改善など、あくまでも基本は変えずに音質向上を目指したいと思います。
BOSEのページでそのテクノロジーなどについて、詳しく解説されており、車種ごとのシステム構成も紹介されていますが、ここでは一連のポルシェ車、その他気になった車種についてシステム構成図を記載してみます。BOSEはどの車にも通り一遍のシステムを搭載するのではなく、車種ごとにアンプのチャンネルやスピーカー構成を選んで搭載しており(メーカーからの価格的制限もあると思いますが)、好感が持てます。


純正デッキ供給元であるベッカーのページから入手したコネクタのアサインを記載しておきます。BOSEを装着しても標準と見た目同じデッキがついてきますが、背面のコネクタまで同じかどうかはわかりません。画像のコネクタBを見ると4チャンネル出力になっていますが、997のボーズはたぶん5.1chだと思うのでボーズアンプ内でチャンネルの振り分けをしているのでしょう。センターポイント・シグナルプロセッシング技術で2chを5.1chへデコードする、とボーズのページに記載があるので、4chを5.1へデコードするのも簡単なのでしょうね。BOSE装着車の場合はコネクタBの出力(もしくはCのラインアウト)からBOSEアンプへ入力、デコードした信号を13個のスピーカーに振り分けているものと思われます。標準オーディオの場合、デッキにはツイーター専用の出力というものはありませんので、フロント用の出力をどこかでそれぞれのレンジへ分岐していると想像します。

コネクタA
1.Speed dependent volume control (GAL)
2.Not used
3.Phone mute (ground to activate)
4.Constant 12V
5.Ant trig (12V when radio on)
6.Illumination
7.Ignition
8.Ground
コネクタB
1.Right rear  +
2.Right rear -
3.Right front +
4.Right front -
5.Left front +
6.Left front -
7.Left rear +
8.Left rear -
コネクタC
1.Line out rear left
2.Line out rear left
3.AF Chassis (ground)
4.Line out front left
5.Line out front right
6.Control output for amplifier
7-20.7-20 for BECKER CD CHANGER
純正デッキにはAUX入力というものがありませんので、ポータブルHDDもしくはシリコンプレーヤー(ipodなど)の信号を入力するには、コネクタCの7〜20番、CDチェンジャー用の空きスペースへ直接音楽信号を入力しポータブルプレーヤーを「仮想CDチェンジャー化」する方法しかなさそうです(もちろんFMトランスミッター使用でもOKです)。
現在、入力方法を模索中ですが、下記の問題があります。
*DOCK接続の場合、DOCKコネクタとアサインの調達方法*
*純正デッキが「仮想CDチェンジャー」を認識するのか*
 


















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